【Covid-19】スウェーデンの集団免疫アプローチのその後

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5月13日からペナンの行動制限規制が緩和されました。

屋外でのスポーツも定められたルールを守れば、楽しめるようになりました。

こんにちは。

南国ペナンでゴルフを再開しました、えいひれです。

今日は、欧州の国でロックダウン政策を行わずに、自由放任的なアプローチで新型コロナウィルスと向き合っている国、スウェーデンについて書きたいと思います。

4月の時点で、公的機関は5月初旬までにスウェーデンの首都・ストックホルム人口の3分の1(33%)が新型コロナウィルスの抗体を保有しているだろうと見積もっていました。

しかし、ある研究レポートによりますと、首都・ストックホルムの人口のわずか7.3%しか抗体を確認できていない(4月末までの時点)という残念な結果が発表されました。

↑スウェーデンの1日ごとの死者数も、減ったかと思ったら増加したりと、逓減する形には見えません。

↑ノルディック諸国(スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェイ)の中で、死者数が突出しています。他の3国との死者数の開きの要因は、ロックダウンを実施しているかいないかです。

ロックダウン政策を敢行しているベルギー、スペイン、イギリス、イタリア、フランスに比べますと、小売店やレストランやジムなども閉鎖しないで通常営業してきたスウェーデンの死者数が376で抑えられているのは驚きです。

ですが、スウェーデン国内では果たしてこのままロックダウンせずに、集団免疫戦略を継続して大丈夫なのかと疑問に思う声も増えつつあるようです。他のノルディック諸国に習って、ロックダウンを実行していれば、死者数を大幅に抑えることが出来たかもしれない。

死者数376人のうち、およそ半分がケアホームに入所している高齢者というデータも、老人を敬うことが当たり前のスウェーデン文化の下で、このままで良いのかと世論が騒ぎだしている原因の一つなのかもしれません。

統計結果は残念な数字となりましたが、集団免疫アプローチを頑なに実行している数少ない国として、今後スウェーデンの新規感染者数・死者数がどうなって行くのか気になるとことです。

>>参考記事
https://www.theguardian.com/world/2020/may/21/just-7-per-cent-of-stockholm-had-covid-19-antibodies-by-end-of-april-study-sweden-coronavirus

コメント

  1. […] 今日は前回の書き込み「スウェーデンの集団免疫アプローチのその後」の続編です。 […]

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