【Covid-19】続・スウェーデンのコロナ対策についての議論

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こんにちは。

南国ペナンでゴルフを満喫中のえいひれです。

夜になると雨が振り始める日数も増えてきて、ペナンもはっきりと雨季になってきた感じる今日この頃です。

この夜の涼しい温度とちょうど良い湿気が、えいひれの乾燥肌にはこの上ないご褒美です。ベランダで夜景を見ながらワインを飲む、この小さな幸せがえいひれにとって本当に贅沢な時間です。

今日は前回の書き込み「スウェーデンの集団免疫アプローチのその後」の続編です。

スウェーデンのおける死者数をグラフ化したものですが、この図から読み取れますのはオーバーシュート時のピークはロックダウンを敢行したUKとベルギーに比べると低いですが、その一方で死者数がだらだらと横ばい傾向にあることです。

そのため、国内からは「果たしてスウェーデンが取った対策が正しかったのかどうか」と言う疑問を投げかける声が増えてきました。

「正しい」「間違い」は一概に言えるものではなく、どの立場・視点から見るかで180度変わるものです。

16歳未満の就学児の学校は、平常通り開校していました。レストランやカフェなども平常通りオープンし、暗い雰囲気な中での憩いの場になっています。

死者数だけがコロナ対策ではなく、社会全体の精神衛生も非常に大事だという意見もあり、個人的には賛成です。ロックダウンをして経済をストップさせてしまったら、表立ったデータとして出てこないが、アルコール・ドラッグ依存や自殺も増加、DVも間違いなく増加、そして子供への虐待も増加、とロックダウンの負のダメージも大きいものとなってしまいます。

なので、働く世帯や16歳未満の就学児に取って、スウェーデンのアプローチは正しかったと考えても良いのではないでしょうか。実際ヤフーニュースで見かけましたが、学校に行けないストレスで円形脱毛になってしまった娘さんのことが記事になっています。まさに、ロックダウンによる負のダメージの一つが顕在化したと考えて間違いないと思います。

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マレーシアでは未だにショッピング・モールに理由もなく連れて行くことが禁じられています。もし、迂回している警察に見つかった場合は、RM1000の罰則対象になってしまいます。

えいひれの息子はまだ5歳なので、まだ自宅内で楽しめることも多いですし、親ともいっぱい楽しめますが、もしこれが小学校3、4年生以上のお子さんだとしたら、友達と遊べない・学校に行けないのはかなりストレスになるのではないでしょうか。

働きたいのに働けない・子供の面倒や学校勉強を四六時中サポートしなければならない・外出してリフレッシュできない環境は、精神衛生上相当きついものです。

反対に、スウェーデン国内でロックダウンを実施しなかったが原因で問題視されているのが老人ホーム内でのcovid-19感染です。ホーム内の死者数が、スウェーデンの死者数の半分を占めていると言う統計データが出ています。

コロナ対策がきちんと行われてこなかった事実が明るみになっていますが、看護ナースがその原因と言われています。賃金の待遇も悪い上に、きちんとスウェーデン語を話せる人も少なく、ほとんどが時間給での契約形態なのが、ホームで働く看護ナース。

もう少し待遇を良くしていればきちんと教育された・意識の高い看護ナースを雇うことが出来て、老人ホーム内の死者数の増加も抑えられたのかもしれません。

ある牧師の言葉が的を得ています。

「We’ve done nothing for care homes and lots for children」

スウェーデンでは年配の方を敬意を持って敬う国民性も相まって、牧師さんのような意見が増えてきたのが背景にあるのかもしれません。しかし、社会の宝はこれから将来がある子供世帯である、これも間違いのない事実です。

それに、現・働く世帯に重くのしかかっていた高齢者の社会保障費の負担が軽減されたことも、何年後から振り返ってみれば、スウェーデンの集団アプローチ対策はあながち過小評価すべきではないと評論する時期が来るかもしれません。

数年先の答え合わせがどうなるのか、気になるところです。

Coronavirus: Sweden starts to debate its public health experiment | Free to read
The Nordic country has tried to stay as open as possible but with rising deaths its policy faces growing scrutiny

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